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マツエクサロンで独立開業しよう!成功のポイントは?

2017/09/04公開日
2022/01/18更新日

手軽に目元のおしゃれを楽しめるまつげエクステは、幅広い層の女性から支持されている美容アイテムです。

自分で施術することも可能なマツエクですが、やはりプロのアイリストによる確かな技術で、美しくなりたいと考えている女性は多いでしょう。

そのため、マツエク中心の美容サロンも女性から大きな支持を得るようになってきました。

マツエクのサロンはユーザーだけでなく、開業を目指すアイリストからも魅力的です。

開業資金や運営費が安い、ライバルが少ないなどのメリットを活かし、新規参入を試みるアイリストは増えています。

ここでは、マツエクのサロンで独立開業を目指す人のために、開業資金から資格、手続きなどの情報をまとめてみました。

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マツエクの市場は?独立開業で儲かるのか

2017年現在では全国で、約140万人(全人口の1%程度)がまつげエクステのユーザーと予想されています。

しかし、市場を考える際にはユーザー数よりもむしろ、客単価の計算が不可欠です。

マツエク1回の利用料金は4,800円程度で、2週間~3週間に1度の施術ペースで年間に20回程度利用するのが相場です。

つまり、1人あたりの年間利用金額は、約5万8,000円と見込めます。

これに140万人という人数をかけると、年間、全国で8億円~10億円程度の市場が存在しています。

マツエク以外のオプションを利用しているユーザーを含めると、市場はさらに増大するでしょう。

2ただし、まつげエクステは全ての日本人に需要があるサービスではありません。

マツエクを利用する層は10代から50代までの女性に限定されると考えられます。

マツエク市場に参入するなら、ターゲット層が多く住んでいたり、頻繁に訪れたりする地域を選定して開業しましょう。

ライバル店が少ない土地を見極めるのも重大なポイントです。

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マツエク市場に参入のメリットは?初期投資や利用頻度

まつげエクステのサロンは都市圏で人気を誇っているものの、地方では数が少なく市場が開拓されているとは言い難い状況です。

しかし、この状況はむしろ、新規参入の事業主にとってライバルが少ないことを意味します。

上手くいけば、サロンを開業してすぐに地方のユーザーを大量獲得するのも夢ではないでしょう。

マツエクのサロンは初期投資も抑えられます。

シャンプーやカットなどの必要がないマツエクサロンでは、通常の美容院の初期投資が1,000万円前後であるのに対し、100万円から300万円ほどで開業することも可能です。

その一方で、料金がてごろなマツエクは、多くのユーザーにとって気軽にリピートできるメリットがあり、常連客を生み出しやすいサービスです。

常連客に対する宣伝を怠らなければ、一定の売上は見込めるでしょう。

また、最低限の道具類を除けば、マツエクのサロンはエクステ以外の原材料費が少なく、経費を節約できるのも独立開業向きの条件です。

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マツエクの独立開業に必要なのは?資格や手続き

まつげエクステのサロンを独立開業するにあたって、必須なのは美容師免許です。

経営者本人が美容師免許を持っている必要はありませんが、現場で施術にあたる人間は資格者でないと認められません。

そのほか、アイリストの能力を磨き、信頼性を高めるための検定があります。

技能検定は主にJLA(日本まつげエクステンション協会)、JEA(日本アイリスト協会)技能検定、NEA(日本まつげエクステ協会)、NEBA(日本アイラッシュ美容協会)、日本アイリスト医療学会などが主催しており、美容師免許のない人間でも勉強をすることは可能です。

サロン開業の手続きは、美容院と同じく美容所登録を行うのが基本です。

保健所の指導に従い、美容所としての規定に準じた環境や安全性をクリアし、営業許可をもらいます。

アイリストが2人以上ならば、施設の衛生管理を法律に従って行える「管理美容師」の資格者が必須です。

複数のアイリストを雇うつもりなら、管理美容師を確保しましょう。

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マツエクの開業資金と運営費を計算!

まつげエクステのサロンにおいて、開業資金の目安は100万円~300万円程度です。

しかし、この金額はあくまで目安で、変動するケースもあると覚えておきましょう。

以下、資金と運営費の細かい内訳です。

家賃はテナント料、部屋の賃貸料、契約料などは物件によって変動します。

安い物件と契約しても、店舗としての環境を整えるために内装費が加わってきます。

このほか、マツエク施術用ベッド、デスク、椅子、鏡、音響設備、照明などが主な初期投資です。

継続して支出する運営費は、光熱費、エクステはもちろんとして、アイリストの施術道具にも消耗品が目立ちます。

グルー(接着剤)、ツイーザー、テープ、リムーバーのほか、衛生管理用品も必要です。

経営者以外のアイリストを雇う場合には人件費も加算されます。

初期投資や消耗品は予算を設けずに選ぶと莫大な費用がかかりがちです。

オークションや、閉店したサロンからの譲渡などを探し、安く抑えるように工夫しましょう。

ただ、主な機材は店内の雰囲気を左右する要素ですから、集客のことを思えば妥協せずに決めたいところです。

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フランチャイズならば美容師免許がいらないって本当?

既に紹介した通り、まつげエクステサロンの開業には美容師免許が必要ですが、オーナー自身が美容師免許を持っていなくても、現場のアイリストに免許があれば開業できます。

問題はアイリストをどうするかですが、フランチャイズであればアイリストを企業が用意してくれるケースもあり、新規募集の手間を軽減できます。

美容師免許を取得するまでの期間を必要とせず、オーナーの本来の仕事である経営に集中できるのはフランチャイズのメリットです。

また、企業の知名度や宣伝力を利用して経営できるために、開業後すぐサロンが軌道に乗る可能性もあります。

フランチャイズの開業資金は、およそ500万円からが相場で、その内訳は企業との契約料や研修費などの名目で支払う費用が含まれます。

実際の経営面においては、コンセプトや方針についても母体企業の指示をあおがねばならず、自由度は制限されるでしょう。

とはいえ、名前の知れた企業の傘下に入ると、そのネームバリューから安心感が生まれやすく、集客の面で苦労するリスクは軽減できます。

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アイリストが実践したい!マツエク経営で大切な心がけ

アイリストとして、まつげエクステサロンの経営で心がけたいポイントは「向上心」です。

たとえば、どんなに技術が高いアイリストでも向上心を失えば、施術がマンネリになりユーザーの心が離れていきます。

美容業界はトレンドの移り変わりが激しく、日々技術も更新されています。

経営者の立場に甘えず、トレンドに乗り起これないようリサーチを続けましょう。

宣伝活動も経営を左右するポイントです。

広告費を払ってメディア露出するのは難しくても、SNSを使えば無料で情報発信が行えます。

特に、ツイッターやインスタグラムはファッションに敏感な女性からも注目度も高いメディアです。

また、無料掲載できる情報サイトも少なくありません。

ただし、宣伝にこだわりすぎて肝心のサービスがおろそかにならないように気をつけましょう。

サロンは口コミが広まりやすく、サービスのいいサロンの評判は拡散される一方で、サービスが悪いサロンも有名になりがちです。

目の前のお客さんを大切にする気持ちを忘れず、経営と向き合いましょう。

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まとめ

美容師やアイリストとして雇われていても、なかなか労働条件は良くならず、不満を抱えている人は多いでしょう。

美容業界で成功するためには、独立開業を真剣に考えるのがおすすめです。

自分のやりたい仕事で収入を増やせるならば、理想的な将来が広がっていきます。

特に、一定の市場規模がありながらもライバル店がまだまだ少ないまつげエクステのサロンは新規参入するにはぴったりのジャンルです。

開業する地域を見極めて、良質のサービスを届ければ、すぐに人気店の仲間入りを果たしてもおかしくないでしょう。

そのために大切なのは、緻密な事業計画に沿った開業資金の用意です。

独立を目指すアイリストは施術の技術だけでなく、経済感覚も磨くことが肝心です。

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マツエクサロンを自宅で開業!独立に必要なことは?

公開日
2022/01/18更新日

自宅のマツエクサロンに憧れたことはありますか?マツエクサロンというと店舗を経営するイメージは強いかもしれませんが、アットホームなホームサロンとしての経営スタイルも実は珍しいことではありません。

自宅で経営するからこそのやりやすさや魅力があります。

マツエクサロンの経営を考えているのなら視野に入れてみるといいでしょう。

今回はマツエクサロンを自宅で開業するにあたって必要となることをお伝えしていきます。

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美容師免許は必須!アイリストには欠かせないもの

マツエクサロンを経営する場合、絶対に必要となるのが美容師免許です。

まつ毛といえども毛に該当する部分ですし、顧客の身体に直接触れることになるわけですから、欠かせない資格になります。

他には、マツエクあるいはアイリストとしての専門の免許はないものの、民間資格としてのマツエクの技能検定はあります。

技術を高めておきたいのであれば積極的に取得しておくといいでしょう。

美容師免許の他にも資格があれば、それだけでも信頼度はアップしますし、リピーターも確保しやすくなるものです。

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マツエクのホームサロンを経営!開業のメリットは?

マツエクサロンを自宅で経営する最大のメリットは、何よりもテナント料をカットできることです。

本来なら賃貸代の他に敷金や礼金、仲介手数料といった膨大な資金が必要となりますが、自宅で開業するならそれらの費用は一切かかりません。

水道代や電気代の光熱費に関しても自宅だけで済むので、基本使用料分の削減になります。

また、店舗とは違ってアットホームな雰囲気で経営できるというのも魅力です。

その他にも、通勤の必要がないので時間に余裕を持った生活ができるというのも、経営者にとってはうれしい一面だと言えるでしょう。

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いいことばかりじゃない?ホームサロンのデメリット

マツエクのホームサロンは無条件で開業できるというわけではありません。

13平方メートル以上、つまり約8畳以上の店舗としてのスペースを確保する必要があります。

それだけの広さがない場合はホームサロンの開業は不可能、あるいは開業に向けたリフォームが必要となります。

自宅の状況にもよりますが、リフォームには莫大な費用がかかるので、テナントを借りるほうが安く済む場合もあるでしょう。

ホームサロンのデメリットとしては、地域に密着したタイプの店舗であるがために看板を立てにくい、新規の顧客候補に気付いてもらいにくい、という一面があります。

また、高齢者ばかりが住んでいるなど地域にニーズがない場合は、経営が難しい可能性があることを考えなければなりません。

マツエクだけではなく、エステなどの他のメニューも組み合わせて顧客の層を広げる必要が出てきます。

あとは、自宅を公開するということは、個人情報がもれてしまう可能性もデメリットとしてあります。

そういっただメリットの部分も考慮した上で開業を進めていく必要があります。

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設備を整える!考えなければならない保健所の開業許可

自宅にホームサロンを築く場合、営業施設としての作業面積だけではなく、他にも条件があります。

その条件を満たしていないと保健所からの開業許可がおりず、経営できない事態になってしまうので必ず守りましょう。

まず、照明の強さや炭酸ガスの濃度です。

消毒設備や収納施設の確保も忘れないようにしましょう。

それから、保健所の開業許可を得るために必要なのは伝染性疾病がないことを証明するための診断書です。

面倒に感じるかもしれませんが、顧客の安全性を考える上では欠かせないことですから覚えておきましょう。

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ホームサロン以外には?マツエクサロンを開業する方法

ホームサロンに特別なこだわりがあるわけではないのなら、テナントやマンションの1室を借りて経営するという方法もあります。

自宅での経営とは違い家賃はかかってしまいますが、ホームサロンに比べると自由に立地を選べるのでターケットとする集客のしやすさは格段にアップします。

自宅だと限界があった店舗としてのレイアウトも比較的自由にできますし、こだわりのある店舗づくりができるでしょう。

どうしても店舗の家賃を支払うだけの資金がないという場合には、訪問型のマツエクサロンを検討してみてもいいでしょう。

顧客の自宅に直接訪問して施術をすることになるので、店舗は必要がありません。

スタッフを一切雇わずに自分ひとりだけで経営するのなら検討してみる価値はあると言えます。

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まとめ

自宅で経営するマツエクサロンにはメリットもあればデメリットもあります。

まずは自宅が経営するための条件を満たせるのかを確認しつつ、本当にホームサロンにすべきかをよく考えましょう。

他の場所を使ったり訪問型という方法をとったりするなど、せっかくマツエクサロンを経営するのであれば、自分にとって理想的なスタイルを目指してみてください。

自宅のマツエクサロンにするかどうかはその上で検討してみるといいでしょう。

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マツエクサロンで独立開業!資金内訳と失敗しないコツ

公開日
2022/01/18更新日

マツエクサロンで独立開業をしたいと考えているのなら、まず考えるべきは開業資金の内訳についてです。

どんなところにお金がかかるのか把握していないことには全体でかかる費用を知ることも難しいものです。

経営を失敗させないためにも初めの段階できちんと知っておくことが大切です。

「開業する場所にかかるお金はいくらになるのか」「他の項目としてはどんなものがあるのか」を踏まえつつ、資金のやりくりの仕方を考えてみてください。

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自宅やマンションで開業!経営する店舗にかかるお金

マツエクサロンを経営する上で、店舗は必要不可欠です。

さまざまな初期投資の中で一番お金がかかる可能性のある部分ですから、どうするかを慎重に判断しましょう。

どこで開業するのかは、大きく分けて自宅とマンション、テナントの3つの選択肢があります。

自宅であれば別途家賃を払う必要がないので、初期投資としては一番安くなります。

マンションの1室を借りるのであれば、賃貸の金額だけでなく、店舗として利用可能かどうかを確認しなければなりません。

事務所利用可の場合は一般的な賃貸マンションに比べて割高になりやすいので覚えておきましょう。

最後にテナントですが、開業するエリアによってはきちんとした店舗となると費用は高額になりがちです。

他にも初期投資として内容費用、維持費としてはそれぞれ光熱費や通信費がかかるので、それも合わせて計算していきましょう。

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マツエクサロンに必要な機材や備品!

マツエクサロンに欠かせないのは、施術用のベッドです。

他にも作業用のデスクや椅子、鏡なども必要な機材になります。

雰囲気のよさをきちんと演出したいのであれば、音響設備やおしゃれな照明も必要となるでしょう。

また、マツエクサロンとして成り立たせるためには備品も重要となります。

施術に必要なエクステやグルー(接着剤)を始め、ツイーザーやリムーバーといったアイテムです。

忘れられがちですが、テープや衛生管理用品、トイレットペーパーなどの消耗品なども用意しなければなりません。

初期投資だけで済むもの、消耗品として購入し続けなければならないものとあるので、注意しましょう。

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店舗を知ってもらうために必要!広告宣伝費

ただ開業するだけでは、なかなか周囲の住人に知ってもらうのは難しいです。

アピールするためには、広告によって宣伝する必要があります。

新聞の折り込み広告やチラシのポスティングが一般的な宣伝方法ですが、あまり費用をかけたくないのであれば、HPやSNSを使った方法があります。

専門の会社に依頼せずに自力で行えば費用はかさまずに済みますが、プロの宣伝手法ではないので拡散力は低めとなりがちです。

また、店舗がある場所の目印という意味でも看板は重要な役割を担います。

設置するだけで周囲の住人の目につきやすくなり、いい宣伝になります。

きちんとした店舗をかまえるつもりであれば、優先的に設置するようにしましょう。

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人件費と加盟料も考える!必要なポイント

本格的な事業としてマツエクサロンを経営するのなら考えなければならないのが人件費の問題です。

ひとりだけで経営するにはどうしても限界がありますから、アイリストの従業員を雇う必要が出てきます。

アルバイトではなく、正社員としてアイリストを雇うのであれば、それなりの給料を支払わなければなりません。

他にも、完全なる個人経営ではなく、フランチャイズに加盟するのなら、加盟料も考えなければなりません。

どのフランチャイズにするのかにもよりますが、目安として最低でも約500万円は必要です。

高い加盟料がかかる分、ビッグネームが背負えたり、経営ノウハウを学ばせてもらえたり、サポートがあったりといった特典があります。

自身が求めるものと加盟料が見合っているかをよく考えてから、フランチャイズを検討しましょう。

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失敗しないために!資金のやりくりが経営成功のカギ!

雇われのアイリストの場合、平均年収はおよそ290万円と言われていますが、独立して開業すればそれ以上の収入を見込めます。

ただ経営が上手くいくかどうか次第ですから、資金繰りのポイントをしっかりと押さえていきましょう。

まず大切なのは、初期投資費用をどれだけ抑えられるかどうかです。

固定費も減らせば月の負担を減らすことができます。

徹底した在庫管理や商材の賢い仕入れ方も経費をかけ過ぎないための重要ポイントです。

それから、適正なメニュー価格の設定も徹底しましょう。

そうすることで集客もしやすくなりますし、必然的に収入アップにも期待できます。

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まとめ

マツエクサロンを経営していく上で、いかに費用を抑えられるかは大切なポイントになります。

最初に初期投資やラーニングコストをしっかり考慮して資金の計画を立てましょう。

特に初期投資費用はかなりの額になるからこそ、なるべく出費を抑えられるよう工夫が必要です。

しかし、開業後の収入額が減り過ぎることのないよう、お金をかけるところと抑えるところは調整しなければなりません。

初期投資で抑えすぎて、お客様に見つけてもらえなかったり、満足度の高い店舗の雰囲気やきちんとした施術が叶わなかったりすると、マツエクサロンの経営を軌道に乗せていくことはできません。

資金繰りはバランスを考えながら対策することをおすすめします。

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マツエクサロン開業のために!資格取得と許可申請方法

公開日
2022/01/18更新日

マツエクサロンを開業するために必要な2つの準備として挙げられるのは「資格を取ること」「営業の許可を得ること」です。

このどちらもが満たせないことには、いくら資金や経営意欲があったとしてもマツエクサロンを開くことはできません。

具体的に「どんな資格が必要なのか」「必要な開業の許可とは一体どんなものなのか」を見ていきましょう。

確認してみてまだ開業ができない段階であれば、まずは必要な資格の取得から始めてみてください。

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施術者は例外なく必要!欠かせない美容師免許

マツエクことまつ毛エクステは、美容師法において美容術として該当するため、美容師の免許は必須条件となります。

経営者だけではなく施術者全員が美容師免許を取得していないといけないので覚えておきましょう。

中には美容師免許を持たずに、あるいは民間の資格を取得しただけで開業してしまっているケースもあります。

しかし、無免許営業は美容師法違反となり営業停止処分や下手をすれば逮捕されてしまいかねません。

マツエクサロンを開業したいのなら必ず取得しておきましょう。

顧客の信頼を勝ち取る上ではもちろん重要ですが、それ以上に顧客の安全を確保する上で大切です。

きちんとした正規の経営がしたいのなら、ルールは守って開業の手続きをすすめていきましょう。

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美容師免許ってどうやって取るの?具体的な方法は?

美容師免許を取るための定番の方法は、美容師専門学校へ行くことです。

美容師専門学校の場合は2年間、また通信の場合は3年間通って取得することができます。

学費として美容師専門学校は200万円程度かかってしまいますが、長い期間に渡って専門知識をじっくりと学ぶことができるでしょう。

免許は学科試験と実地試験の両方に合格する必要があります。

免許の申請は東京都江東区にある理容師美容師試験研修センターで行います。

自動車の運転免許などとは異なり定期的に更新をする必要はありません。

1度取得さえしてしまえば一生有効となる免許ですから、苦労を強いられるのは取得するまでの期間です。

取得さえすれば開業のために具体的に動くことができますから、経営を視野に入れている段階から早めに動くことをおすすめします。

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アイリストが2人以上!1人は管理美容師の資格が必要

店舗で施術をするアイリストが2人以上いる場合、最低1人は管理美容師の資格も持っておく必要があります。

管理美容師になるためには美容師の免許を取得後、最低3年間は実際の美容業務に従事していることが条件となります。

さらに、特定の講習会の課程も修了していなければなりません。

つまり、マツエクサロンを開業するのなら美容業務経験を積まなければならないということです。

管理美容師の資格を持っている人を雇うことでもカバーできます。

しかし万が一その従業員が辞めてしまった場合には問題になりますので、なるべくなら経営者自身で取得した方がいいでしょう。

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持っておくのにおすすめ!アイリスト向けの資格

取得が必須ではないものの持っておくと有利なアイリスト向けの民間資格は多数あります。

代表的なのは日本アイリスト協会のまつ毛エクステンション技能検定試験や日本まつげエクステンション協会のアイデザイナー技能検定でしょう。

他にも一般社団法人日本アイラッシュ美容協会のアイスタイリスト資格検定試験、一般社団法人NEA日本まつげエクステ協会のプロアイリスト検定などがあります。

どれもプロのアイリストとしての技術を証明するためのものではありますが、試験の細かな内容は異なるので取得しておけばおくほど知識として蓄えられるでしょう。

マツエクサロン経営者として確実に成功させたいのなら、できる限り多くの認定資格も取っておくことをおすすめします。

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資格だけじゃない!保健所の開業許可も欠かせない!

マツエクサロンの開業に必要なのは美容師や管理美容師としての免許だけではありません。

美容院の開業と同じく美容業としての保健所へ届け出をして許可を得なければなりません。

保健所に届け出をする際に必要となる項目は多数あります。

まずは店舗の占有面積や作業場の床から天井までの高さです。

面積は13平方メートル(8畳程度)以上、床から天井までは2メートル以上でなければならないという基準があるので、この条件を満たさなければなりません。

床や壁の材質は水が染み込まない材質のものであることが必須項目です。

採光は「人工照明があること」、洗い場は「洗面所があること」が最低条件なので、これに関しては特別に気をつかう必要はなさそうです。

消毒の手段としてはエタノールを用意しておくのが必須です。

布類を使用する場合には次亜塩素酸ナトリウムが推奨されているので覚えておきましょう。

それからゴミ箱は汚物箱の他に毛髪箱も用意しておく必要があります。

応急薬品や衛生材料については、包帯やエタノール、絆創膏などを常備しておきましょう。

数の報告として、換気扇や作業用椅子などが挙げられます。

作業用椅子の場合は、ベッド台とスツールをセットにして1つと数えるので間違えないように注意しましょう。

他に忘れてはならない必要条件が、保管設備の確保です。

開業許可を得る上でもスムーズに経営していく上でも絶対に欠かせないので、少なくとも1カ所以上は用意しておきましょう。

衛生面の維持や感染リスクの低さを証明するものとして、結核や皮膚疾患など、特定の伝染性疾病がないことを記した医師の診断書も提出しなければなりません。

資格についても、美容師免許だけではなく2名以上の施術者で経営していく場合は管理美容師としての資格を証明する書面を提出することを忘れないようにしてください。

さらに細かな点を挙げると営業時間や定休日の報告も求められます。

あくまで予定で問題ないので、しっかりと記載しましょう。

以上の項目をすべて書面に記入し、必要書類も用意した上で申請してください。

その後、無事に保健所から許可がおりてから初めて開業が可能となります。

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まとめ

これからマツエクサロンを開業しようと考えているのであれば、まずは美容師免許を取るところから始めましょう。

経営の安定を図るためにはそれと合わせて管理美容師の資格も取っておく必要があります。

最低限これらの資格を取得した上でマツエクサロンの開業を目指してみてください。

資格がすべてというわけではありませんが、余裕があるなら民間資格も取って技術を築き、顧客の厚い信頼を得られるように努力してみるといいでしょう。

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