カテゴリー
フランチャイズ

ラーメン屋の開業資金は低くても平気?費用項目を解説

2017/07/14公開日
2022/01/19更新日

お店を開業するといえば、世界的にも多いのが飲食店です。

日本で最も人気の飲食店のひとつといえば、ラーメン屋なのではないでしょうか。

ラーメン屋を始める動機として、ラーメンが好きだったり、割と気軽に開業できたりと、さまざまなものがあることでしょう。

また、ラーメンは日本で頻繁に食されている料理なので、ある程度の集客が見込めますし、おいしいという評判が立つとマスコミも取材に訪れます。

そのため、ラーメン屋を開業して一発当てたいという人も多いかもしれません。しかし、開業資金がなければ、ラーメン屋を開くという夢を実現させることは難しいことでしょう。

そこで今回は、ラーメン屋を真剣に開業したいという方に向けて、ラーメン屋を開業するまでに必要な資金の内訳を詳しく解説していきます。

1

店舗にかかる費用には内外装工事も含まれる

ラーメン屋を開くには、まず場所の確保が必要となります。エリアや立地にもよりますが、物件取得のための費用として用意しておきたいのはおよそ100万-300万円程度の費用です。この中には保証金や賃貸料1カ月分、不動産会社への仲介手数料などが含まれています。開業資金の中で負担が最も大きいのが保証金です。基本的にはおよそ6カ月分の賃料で、場合によっては12カ月分の賃料に相当する額を支払う必要があります。開業資金の中でも痛い出費ですが、このお金は退去時に物件に問題がなければ返却されます。

店舗の目処が立ったなら、次はラーメン屋らしい雰囲気に店の内外を作り変えていくための費用を見ていきましょう。施工費用は坪単価30万円程度が相場といわれているため、10坪ならおよそ300万円、20坪ならおよそ600万円となります。以上のことから、ラーメン屋を開業する際の店舗にかかる費用の合計は、10坪程度でおよそ500万円、20坪ではおよそ800万円という結果が導き出されます。

2

居抜き物件で開業資金は浮く!

店舗にかかる費用を抑えたい場合は、居抜き物件を有効的に活用しましょう。ラーメン屋開業の際に役立つ居抜き物件とは、前に入っていたテナントがラーメン屋だった物件のことで、内外装の工事がすでにラーメン屋仕様に施されているもののことを指します。居抜き物件のメリットは次にラーメン屋を開業する人だけではなく、前にラーメン屋を経営していた人にもあります。テナントをオーナーに返却する際には元の状態に戻す必要がありますが、解体工事には費用がかかるため、できるだけ同業者に次のテナントに入って欲しいと考える例は少なくありません。

そのため、前のラーメン屋との交渉次第では、ほとんど無料でラーメン屋の内外装を手に入れられる可能性があります。しかし、内外装工事をしてから日が浅かったり、高価な設備があったりする場合は、買い取りということになるでしょう。また、居抜き物件を手に入れる場合でも、店の名前が刻まれた看板などは自前で作る必要があります。

3

調理器具や食器も開業資金の必要項目

ラーメン屋開業にあたって、食器や調理器具の用意も必要不可欠です。ラーメンどんぶりの価格は1個あたりおよそ500円-1,000円の間です。購入個数はお店を円滑にまわしていくためできるだけ多い方が良いでしょう。座席数のおよそ3倍を見ておくと良いといわれています。

また、食器にはどんぶりの他にも、レンゲや箸、コップ、チャーハンや餃子用の皿などもあります。ラーメン屋で必要な調理器具は、鍋や包丁、ラーメン用パワーテボなどがあります。食器や調理器具を全て新規に揃えようと思うと、30万円程度は必要になってくることでしょう。居抜き物件で食器や調理器具までも譲渡してもらう場合は、これよりもずいぶん安くなります。

しかし、ラーメン屋で使用される食器の中には、お店の名前が入っているものもあります。また、欠けていたりヒビが入っていたりして、新規のラーメン屋としては使いたくないものもあるかもしれません。そのため、居抜き物件で食器を全て低価格で手に入れられたとしても、結局は自分達で揃えなければならないこともあるでしょう。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

4

他のラーメン屋に勝つためには集客にも費用を!

ラーメン屋は日本中にかなりあるため、ラーメン屋がお客様の取り合いになるケースは多いです。そのため、ラーメン屋を開業後ただお店でお客様を待つだけでは、なかなか収益に結びつかないことでしょう。集客のための努力や費用をかけることは、ラーメン屋を運営していく上でとても大切です。インターネットを利用した宣伝・広告は、現代の集客方法としては優れています。

ホームページを開設したりSNSで情報を発信したりすることで、幅広い層の集客が見込めます。ホームページを作ってそれを運営していくためには、30万-50万円ほどの費用がかかります。一方、SNSは無料で宣伝ができるため、宣伝・広告の初期費用を抑えることができます。また、昔から行われているようなチラシを各家庭のポストに投入するポスティングも、集客効果があります。チラシのデザイン代と印刷代がかかりますが、自分で空いた時間にポスティングをしていけば、人件費を抑えることができます。

5

開業後の運営費もチェック!

ラーメン屋は開業前に資金が必要になるだけではなく、開業後にもいろいろと費用がかかります。水道光熱費や人件費などはもちろんのこと、食器や調理器具が事故で破損した場合の修理費用や新規購入費用、爪楊枝や割り箸、ティッシュなどの消耗品代も、ラーメン屋を運営していくためには必要不可欠な経費です。

また、食材の購入費用も、ラーメン屋にとってなくてはならない経費です。食材購入費は経費の中でもなかなか削れないため、経費の中でも大きなウェイトを占めます。忘れられがちな費用として挙げられるのが、減価償却費です。減価償却費は厨房にある器具だけではなく、内装や外装も含まれています。減価償却費は開業後すぐに必要になる経費ではないため無視してしまいがちですが、備品は使用していくうちに消耗していきます。いつでも万全の状態でラーメン屋を運営していくために、毎月少しずつ経費の中から積み立てをしていき、いざというときのために備えておきましょう。

6

ラーメン屋で儲けを出すために原価率と販売価格が重要

テストラーメン屋を開業したとしても、儲からなければ意味がありません。儲けを出すためには、原価となる食材や水道光熱費、人件費などの費用と、ラーメンなどの商品の販売価格の設定がカギとなります。利益を多く出すためには、原価率を抑えて販売価格を大きく設定する必要があります。ラーメン屋の場合、原価となるのは主に食材なので、利益を多く出すためには食材費用を抑えることになりますが、そうするとラーメンの味が落ちてしまい、お客様が離れていく可能性があります。

また、食材に費用をかけてもラーメン一杯の値段が高ければ、こちらも多くの集客を見込めないことでしょう。一般的にラーメン屋の原価率はラーメンの価格の30%といわれています。ラーメン一杯の値段が1,000円であれば、原価は300円程度ということです。食材の質を落とさずに原価率を下げるためには、仕入れから見直す必要があるでしょう。同じ質の食材を少しでも安く仕入れることができれば、原価率を下げることができます。

7

まとめ

このように、ラーメン屋の開業にあたっては結構な額の資金が必要だったり、開業後も宣伝・広告費用や減価償却費があったりと、いろいろと費用がかかります。一般的に自己資金は開業資金の半分程度といわれており、開業に1,000万円かかるなら、500万円の自己資金は欲しいところです。

しかし、そのような多額なお金がないという人でも、居抜き物件を利用することで初期費用を抑えることは可能です。居抜き物件は前のラーメン店店主にとってもメリットがあるので、交渉することで費用をうまく抑えられるでしょう。開業までにかかる金額を知っておくと、節約や工夫がしやすくなります。上手に資金のやりくりをして、夢のラーメン屋開業をぜひ実現してみてください。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で
独立・開業・起業情報を探す ビジェント

カテゴリー
フランチャイズ

注目!ラーメン屋を開業するためのポイントとは?

公開日
2022/01/19更新日

飲食店開業を目指す人の中で、特に人気なのがラーメン屋。

開業にかかる資金も他の飲食店に比べても安く、アイディアや工夫次第ではお店を繁盛させることもできるので、ラーメン屋を開業しようとする人が多いです。

しかし、ラーメン店を開業するにはライバルも多く、ラーメンにこだわりを持つお客様も増えていることから、自分のお店が必ずしも繁盛するとは言い切れないのも事実です。

したがって、ラーメン屋の開業を志すのであれば、できるだけの準備をしておく必要があると言えるでしょう。

今回は、ラーメン屋を開業するために知っておきたいポイントについて紹介します。

ラーメン屋を目指そうと考えている人は参考にしてみてはいかがでしょうか。

1

絶対抑えておこう!飲食店で必要な手続きと資格とは

ラーメン屋は飲食店なので、調理師免許が必須だと思われることでしょう。しかし、調理師免許はラーメン屋を開業するにあたっては、必須になる資格ではありません。ラーメン屋を開業するために必要になる資格は、「食品衛生責任者」です。食品衛生責任者は、食品を取り扱う職種の人に必須な資格なので、飲食店であるラーメン屋の開業を目的としているのであれば必要になります。もし、食品衛生責任者の資格を持っている人がいなければ、ラーメン屋の営業はできません。

また、ラーメン屋として店舗を置くには、税務署と保健所から許可をもらう必要があります。まず、税務署には店舗を開くことを示す手続きである開業届を提出します。これは、確定申告の際の税金の優遇措置を得るために必要な手続きになるので忘れずに行いましょう。そして、保健所にはラーメン屋として営業するために許可をもらうための飲食店営業許可申請をします。これがないと店舗営業ができないので、必ず申請をするようにしましょう。

2

どちらがベスト?個人経営とフランチャイズの違いとは

ラーメン屋を開業する主な方法として、「個人経営」と「フランチャイズ」の2つの方法があります。
まず、ラーメン屋を個人経営で行う場合、全て自分の好きなようにできます。例えば、メニューや食材、食器、内装といったすべてのことを自分が考えた通りにできるため、自由度の高いラーメン屋の営業が可能です。また、ラーメン屋を営業することで得た利益はすべて自分のものになるのもメリットの1つでしょう。ただし、集客や資金調達などもすべて自分で行う必要がありますから、利益が出るまでに時間がかかる可能性もあります。

一方、フランチャイズ経営でラーメン屋の開業をする場合、経営やラーメンづくりのノウハウがなくてもチェーン店で決められたことを学ぶことができれば、開業できるため時間もかかりません。また、集客についてもフランチャイズのブランドを使ってできるので利益も出やすく、開業資金もある程度負担してもらえます。ただし、自分の好きなように営業ができないことや出た利益のいくらかはロイヤリティとして支払う必要があります。

3

ラーメン屋は食材が命!仕入れの方法は?

ラーメン屋は食材が命です。この食材の仕入れでつまずくことになれば、お店の成功は難しいでしょう。
最初にやるべきなのが、お店のコンセプトを決めることです。例えば、どのようなスープにするのか、麺の太さ、ラーメンの具などお店の売りとなるラーメンの形をつくる必要があります。

ラーメンの形が決定したら、いよいよ仕入れ先の確保です。ラーメン屋を開業するのであれば、コストはできるだけ抑えたいはず。しかし、ラーメンの命ともいえる食材の仕入れをコストだけで選んでは失敗する可能性が高まります。大切なのは、お客様に提供できる良い食材を手に入れられるかということです。

仕入れ先の業者は、複数の業者に見積もりを出してもらい比較するようにしましょう。そこで、気に入った仕入れ先が見つかれば交渉を開始します。交渉をする場合は無理難題を言わず、両者が対等の関係になるような契約を結ぶことが大切です。なぜなら、長い関係になるのですから、ここで仲たがいをすると後の関係が崩れる可能生もあるからです。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

4

ラーメン屋は立地で決まる?出店地を選ぶポイントとは

ラーメン屋開業で成功するためには、開業する場所にもこだわる必要があります。
まず、出店場所は自分のラーメン屋で提供するラーメンがどのようなタイプのラーメンなのかで決める必要があります。例えば、こってりした濃い目の味のラーメンは若い人に人気があるため、働き盛りの若者や学生などが多いエリアが良いですし、あっさりしたラーメンは女性受けが良いので、女性に人気のエリアや女子大がある地域にお店を置くのが良いでしょう。

他にも、人が集まりそうな場所を予測することも大切です。幹線道路沿いや街道は車が止めやすい場所でもあり、深夜の集客も見込めるというメリットもあるため、ラーメン屋が立ち並ぶことが多いです。徒歩で来店する人を狙うのであれば、ビジネス街などの人通りが多い場所が狙い目になるでしょう。その他にも、居酒屋がある近辺にラーメン屋があると、お酒を飲んだ帰りに最後の締めでラーメンを食べにくるという人も増えるかもしれないので集客が期待できます。

5

調理器具も重要!開業時に揃えておくべきものとは

食材が揃っていても、調理器具が準備できていなければ調理はできません。
ラーメン屋で提供することになる料理はラーメンだけでなく、チャーハンや餃子、から揚げなどさまざまです。
最初に必要なのが、スープ専用のコンロです。提供するスープの種類や量にもよりますが、寸胴の鍋が置けるコンロを最低でも2つ準備しましょう。3つあると、「調理用」「継ぎ足し用」「翌日用」というように使い分けができるので安心です。次に、麺を茹でる茹で麺機も必要な大きさの物を準備しましょう。

餃子は、鉄なべか餃子焼き器どちらか使いやすい方を使用します。から揚げはフライヤーがあると便利ですので、お店に合わせた大きさの物を選びましょう。チャーハンは炒め物専用コンロを準備しておく必要があります。
その他にも、調理台やガス台、シンク、包丁といった調理をするための器具や、お冷を提供する際に必要になる製氷機や食材を保存するために冷蔵庫、冷凍庫、お酒を提供するために必要な冷蔵ショーケースやビールサーバーなども必要です。

6

コスト計算は必須!運営にかかる経費はどれくらい?

テストラーメン屋の開店でかかる費用は安く抑えることができます。
まず、最初に計算しておく必要があるのが家賃です。賃貸する店舗次第では、毎月の支払いが高くなるため、できるだけ安い物件を探す必要があります。仕入れにかかるコストも忘れてはいけません。営業するのに欠かせない食材を良いものでかつ安く仕入れることができるかで、毎月のコストは下げることはできるでしょう。

次に、厨房や調理器具といった設備にかかる費用も必要になってきますが、居ぬき物件など設備が揃った場所や中古の調理器具を用意することで費用の捻出を抑えることが可能です。
これらを合わせると、場合によっては100万円前後で開店の準備ができるかもしれません。しかし、店舗内のデザインを変える必要があるのであれば、さらに費用の上乗せが必要になります。また、集客のためにチラシ作りやホームページの作成などにお金がかかる場合もあります。ですから、コスト計算は慎重に行いましょう。

7

まとめ

ラーメン屋開業は、あらゆるステップを踏む必要があります。まずは、資金についてです。開店するのにどれくらいのお金が必要になるのか明確にしておきましょう。次に、食品衛生責任者の資格を取り、保健所や税務署に申請を出すようにしましょう。それができなければ、ラーメン屋の開業はできません。

そして、お店の立地は自分のラーメンの特徴を踏まえて選ぶ必要があるでしょう。立地選びに失敗すると、集客ができなくなるので注意が必要です。また、個人経営で行うのかそれともフランチャイズで行うのか決めることも重要なポイントです。自分の力量を見定め、適切な選択を行うことが大切です。
どのようなお店になるのかは自分の選択次第ですが、できる限りの準備はするようにしましょう。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で
独立・開業・起業情報を探す ビジェント

カテゴリー
フランチャイズ

資格や免許は必要?ラーメン屋を開業するポイント

2017/07/06公開日
2022/01/19更新日

飲食店を開こうとする時に、ラーメン屋を開業しようとする人が増えています。

他の業種と比べても、開業資金を抑えることができ、自分なりのこだわった店舗作りができるため人気が高いといえるでしょう。

ここではラーメン屋を開業する時に、資格や免許の有無や必要な手続きを見ていきます。

しっかりと準備を整えて、理想的なお店作りをしていきましょう。

1

食品衛生法にもとづいた「営業許可」が必要となる

ラーメン屋の開業には、食品衛生法による「飲食店営業許可」の免許が必要です。この申請を怠ってしまうと、営業できなくなってしまうので注意をしましょう。営業許可は、都道府県の保健所を通じて申請します。そして、都道府県知事が定める基準をクリアすれば営業許可がおりるという流れです。

正しく手続きを行い、衛生的に問題ない施設であれば、基準を満たすことができるので身構えることはありません。ラーメン屋を開業する前に、店舗の図面を持って、一度保健所の監視員に相談に出向くといいでしょう。申請をしてから「営業許可証」の交付までにかかる期間は1ヵ月程度です。

2

「食品衛生責任者」を置くことが義務付けられている

調理した食品を販売するためには、「食品衛生責任者」を置く必要があります。1人で開業する場合は、自ずと経営者が食品衛生責任者を兼ねることになります。保健所で行なわれている「食品衛生責任者養成講習会」に参加すれば、調理師などの資格がなくても食品衛生責任者になることができます。費用は地域によっても異なりますが、数千円程度です。

食品衛生法及び関係法規・公衆衛生学・食品衛生学について計6時間学ぶことになります。ラーメン屋の開業を決めたら、早めに受講することをおすすめします。フランチャイズの加盟店説明会などでは、必要な情報を得ることができます。その場で加盟するかどうかを決める必要はないので、一度足を運んでみるのもいいでしょう。

3

お店の規模によっては「防火管理者」が必要となる

店舗の収容人数が30名を超える場合には、「防火管理者」を置く必要があります。延床面積が300平米以上の場合には甲種防火管理者、延床面積が300平米未満の場合は乙種防火管理者が必要です。届け出は、営業開始までに管轄する消防署に対して行います。

防火管理者になるためには、各地の消防署などが実施している講習会を受講しましょう。受講費はテキスト代として3,000~5,000円程度で、講習期間は通常甲種は2日、乙種は1日となっています。営業許可や食品衛生責任者と合わせて、漏れがないように手続きをしておきましょう。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

4

開業のために必要な【手続きと届出先】

ラーメン屋を開業するためには、いくつかの免許や資格を取得する必要があります。まず、営業のために必要な免許として「飲食店営業許可申請」があります。これは、保健所を通じて都道府県に対して行います。

次に、調理した食品を販売するために必要な「食品衛生責任者」を置く必要があるため、保健所が行っている講習会に参加しましょう。そして、店舗の規模にもよりまずが収容人数が30名を超える場合には、「防火管理者」を置く必要があります。消防署で講習を受けることで、資格は取得できます。他にも、管轄する税務署に対して「開業届」を出しましょう。確定申告の際に、青色申告の適用を受けるためにも必要です。

5

お客様が安心して食べられるお店作りが大切

ラーメンという食品を販売する以上、お客様に安心して食べてもらえるお店作りが成功への鍵となります。そのためにはメニューの種類も働き盛りの男性向きのものから、ボリュームを重視した学生向きのものや野菜たっぷりなどのヘルシーさを追求した女性向きのラーメンなどを取りそろえてみましょう。

餃子や飲み物などのサイドメニューを充実させるのも収益を上げる1つのポイントです。それから座席数をできるだけ確保して、ゆっくりと食べてもらうといった部分も大事なことです。重要なのはお客様の視点に立ったメニュー作りやお店作りをすることで、繁盛店を目指していく姿勢だといえます。

6

まとめ

ラーメン屋を開く時に心がけておきたいのは、開業にあたって必要な免許や資格があるということです。申請をしてから、手続きを完了するまでそれなりに時間がかかるものもあるので、余裕をもった開業スケジュールを立てるようにしましょう。開業の時には、届け出や手続きの他にも、宣伝や人材募集などやるべきことが多いので、漏れのないように気をつけてください。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で
独立・開業・起業情報を探す ビジェント

カテゴリー
フランチャイズ

ラーメン屋開業で繁盛したい!失敗を防ぐポイント

公開日
2022/01/19更新日

日本人に親しまれ続けているラーメンは、新たに開業したいビジネスマンにとっても狙いどころのジャンルとなっています。

ここでは、ラーメン屋の経営を失敗しないために実行したいポイントについて詳しく解説していきます。

1

資金を見誤る理由。夢見すぎな計画は練らない

ラーメン屋を開業してよくある失敗が、開業資金を低く見積もりすぎてすぐ経営難に陥ってしまうパターンです。正確に計算したつもりの資金がどうして現実との誤差を生むのかというと、夢見がちなシミュレーションをしてしまっている可能性が大いにあります。

開業前は期待に胸が膨らんでいること、失敗の確率から目を背けたいことなどからつい楽観的な計画を立ててしまいがちです。しかし、シビアに資金を用意するためにも他人の意見を聞くなどして客観的なシミュレーションを練りましょう。販売計画は実行可能なものか、開業してすぐに固定客ができるものか、厳しい見方をしたほうが経営に余裕は生まれるといえます。

2

ラーメンは人気商品!競合店の可能性も考えよう

ラーメン屋を開業する際には競合店の存在も視野に入れましょう。何かを決定する時には自分の意志にこだわり過ぎず、「競合店ならどうするか」と一度考えてみることも大切です。

たとえば立地条件ですが、駅前などの魅力的な物件は競合店にとっても都合のいい場所です。開業してすぐにライバルがひしめき合う可能性もありえます。また、自分にとっては理想のラーメンができたとしても競合する人気店の味と似ていれば浸透しづらいでしょう。

ときにはあえてラーメン屋が避けてきたような土地に出店したり、流行からずれた味を開発したりする工夫も必要です。オリジナリティーのある店舗のカラーを探していきましょう。

3

こだわりが首を絞める?原価率が高くなったときの対応

ラーメン屋が味にこだわるのは当然であり、美味しいラーメンを提供するのは営業の大前提です。しかし、こだわりに見合ったコストパフォーマンスを期待できるかを考えなければ、経営が失敗してしまうこともあります。

どんなに美味しいラーメンであっても原価が高すぎれば、販売価格も上がってお客がつきにくいものです。もちろん、例外的に高価でも繁盛している店はありますが、新規参入でいきなり人気店になれるとは考えない方が賢明でしょう。
また、原料の食材が高騰する可能性もあります。原価が上がったからといって販売価格も上げていてはお客さんの心象を悪くしてしまいます。当初から現実的な価格を設定するようにしましょう。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

4

従業員の教育を徹底してクレームゼロを目指そう

味や値段のほか、ラーメン屋の繁盛の鍵を握るのが接客態度です。社員やアルバイトの教育を徹底し、お客さんを不愉快な気持ちにさせないように注意しましょう。

もしもお客さんを怒らせてクレームに発展すれば、店の口コミ評価が下がり客足が遠のく可能性があります。近年では飲食店の紹介サイトやSNSの発達により、些細な情報も外部に洩れるようになりました。また、たとえ店内でクレームにならなくても心象を悪くしたお客さんが後からネットに書き込むこともありえます。挨拶から注文のとり方にいたるまで、従業員は初期段階で場に相応しい態度を身につけさせましょう。また、従業員側がSNSなどで不快な書き込みをしないよう、忠告も必要です。

5

失敗の理由を考えて成功へとつなげよう

どんなに細部を注視し続けていたつもりでも、経営者には失敗がつきものです。予想もつかない原因で失敗が起こることもあれば、勉強不足から失敗することもあります。肝心なのは失敗を素直に反省し、対策を練ることです。
失敗には必ず理由があります。経営に失敗する人の特徴として、失敗を正しく分析できないために的確な対策が生まれず、結果的に同じような失敗を繰り返してしまう点が挙げられます。失敗と向き合う時間は「過去の失敗」を再発させないだけでなく、「これから起こる失敗」の防止にもつながるでしょう。
そして、失敗に大小はありません。どんなに小さな失敗でも見逃さず、すぐに原因を追究することが重要です。

6

まとめ

飲食店の中でも比較的開業しやすく、人気店になれば爆発的な売上を記録できるラーメン屋ですが、一方で数多いライバルを出し抜くための工夫が常に求められています。日頃から些細なことを見逃さず、向上心を保ち続けることが大切です。開業準備をしている段階から良いことも悪いことも想定し、経営に活かすようにしましょう。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で
独立・開業・起業情報を探す ビジェント

カテゴリー
フランチャイズ

ラーメン屋を開業した場合の年収ってどれぐらい?

公開日
2022/01/19更新日

自分の好きなことを仕事にできるというのは、とても素晴らしいことです。

しかし、いくら好きなことだといっても稼ぐことができなければ長く続けることはできません。

そのため、今後ラーメン屋の開業を考えている人にとって「どれぐらいの年収を稼ぐことができるのか」ということは非常に気になる問題なのではないでしょうか?そこで、開業しているラーメン屋における店長の年収はどれぐらいなのか調べてみました。

1

ラーメン店の平均年収って、どれぐらい?

ラーメン屋の年収はざっくりと「800万円ぐらい」です。サラリーマンの平均年収が450万円前後といわれているのと比べると、非常に高く感じるかもしれません。しかし、例えば1杯700円のラーメンを一日100杯売ると一日の売上高は7万円です。

これだけで、年間売り上げにすると2,500万円は超える計算になります。もちろんここから、店舗の借賃や従業員の人件費、材料の原価など、さまざまな費用を引き算する必要はありますが、年収800万円という数字がそれほど高い目標ではないということが分かっていただけるのではないでしょうか。

2

大都市に出店するほど売り上げは高くなるが…

ラーメン屋の平均年収は出店する地域によっても異なります。その理由としては、大都市であるほど物価が高いためです。東京、大阪、愛知といった大都市圏ほどラーメン1杯の単価が高い傾向にあります。また、3大都市圏以外にも福岡や北海道といったラーメンが有名な場所でも他の地域と比べると多少高いです。そのため、開業する時に「年収をできるだけ高くしたい」と考える人はこのような地域に出店する方がよいでしょう。

しかし、これらの地域では物価が高くラーメン1杯あたりの単価が高い反面、店舗の借賃やバイトの人件費など経費が高くかかることも多いので必ずしも所得が上がるとは限りません。いずれにしても、できるだけたくさんのラーメンが売れるような工夫をすることが必要だといえます。

3

個人経営とフランチャイズ、年収が良いのはどっち?

ラーメン屋で開業する時に悩む問題の一つに個人経営で勝負するか、フランチャイズを利用するかといったものがあります。この問題が年収にも大きく影響してくるのです。
フランチャイズを選択すると有名店の看板を掲げることができるため、「最初からある程度の知名度を獲得できる」や「経営ノウハウを教えてもらうことができる」といったメリットがあります。

しかし、その分ロイヤリティを支払らなければならないといったデメリットも存在するのです。個人経営の場合、こうしたロイヤルティを支払う必要がありませんが、その分、経営から営業まで自分の力で行う必要があります。
どちらが良いとは一概には言えませんが、年収だけを比べてみるとラーメン屋開業(自営業オーナー)は880万円以上、フランチャイズ加盟店店長であれば780万円以上といったところが相場のようです。

(参考URL:http://heikinnenshu.jp/other/noodle.html)

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

4

開業資金を確保しておくことが、年収アップのコツ!

先ほど述べたように1杯700円のラーメンを1日100杯売ると、年間で2,500万円以上の売り上げになります。しかし、売り上げだけが高くても個人の年収とすぐに結びつかない場合もあるのです。例えば、開業するために資金を借り入れている場合です。

このような場合には、返済するまでの期間は売上から経費だけでなく、借入金の返済金も差し引く必要があります。もともとラーメン屋の店舗だったものを借りる場合にはそれほどリフォーム代が必要にはならないかもしれません。しかし、ラーメン屋は大きな調理台やガスコンロなど専門の器具が必要になりますので、1から店舗を改装するとかなりの金額が必要になることもあります。そのためにも、できるだけある程度の資金を確保した上で開業を検討した方がよいでしょう。

5

最も大事なことは、費用対効果!

年収を上げるためには売上だけを上げることを考えるのではなく「適正なコストがどれくらいか」を把握しておくことも大事です。例えば、最高級の食材を使用して1杯2,000円のラーメンを作っても、材料費や人件費の合計が2,000円を超えていたら意味がありません。
一般的なラーメン店の原価は35%程度だといわれています。700円のラーメンであれば、245円までという計算です。高い食材を使用した高付加価値商品を作るか、薄利多売で安売りを店の特徴にするかは経営戦略次第ですが、いずれにしても費用対効果をよく考えた上で販売することが、年収を上げるために必要なことだといえます。

6

まとめ

ここまで述べてきたように、ラーメン屋の平均年収は経営形態や出店地域によって異なります。また、より年収を上げるためには独自の商品を開発して売上を上げるだけではなく、コスト面も意識しておく必要があるのです。
ラーメン業界は新規参入も多いですが、それと同じぐらい廃業する店もある非常に厳しい世界です。ライバル店に負けないように、しっかりと計算した上で出店するように心がけてください。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で
独立・開業・起業情報を探す ビジェント

カテゴリー
フランチャイズ

ラーメン屋を開業したい!物件探しの注意点をチェック

公開日
2022/01/19更新日

いつかは独立して自分のラーメン屋を持ちたいという人は多いかもしれません。

ラーメン屋開業で大切なのはラーメンの味だけではなく、立地などの物件選びもあります。

物件で失敗しないように、一体どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

1

立地選びはどんなラーメン屋にしたいか次第

ラーメン屋といっても、さまざまなコンセプトがあります。激安でいくのか高級路線でいくのか、通勤通学中の人がターゲットなのか地元民に親しまれるラーメン屋にするのかなど、自分の経営するラーメン屋の方向性を見つけることは大切です。コンセプト次第では、ラーメン屋にとって重要な立地が変わっていきます。

例えば、激安店にするなら回転率が高いと予想される駅や繁華街の近くなどが適していますが、知る人ぞ知る地元の名店にしたいなら住宅街の中でも問題ないことでしょう。物件選びを開始する前にまず、ラーメン屋をどのようにしたいのかしっかりイメージを持つようにしてください。

2

競合が多い所で認知度上げる?少ない所で客をつかむ?

ラーメン屋激選区という言葉を聞く機会は多い多いかもしれませんが、実際に競合が多いエリアと少ないエリアというものは存在します。競合が多いエリアは、駅の近くや企業がたくさん入っているビルの近く、繁華街など人通りが多い場所です。たくさんのお客様が来ることが予想されますが、周りにライバル店も多いため激選区と呼ばれます。

一方競合が少ないエリアは、住宅街や郊外などです。それほど多くのお客様は訪れないかもしれませんが、代わりにリピーターが多いことが予想されます。細く長く愛される可能性が高いのが、競合が少ないエリアの特徴です。

3

繁華街にある物件はココに注意!

ラーメン屋のライバルはラーメン屋だけではありません。飲食店全てが、ラーメン屋の競合だということができます。そのため、繁華街の中にある物件は、競合の数がとても多いことを知っておく必要があります。特に雑居ビルなどでは上の階も下の階も飲食店ということが珍しくなく、お客様が分散される傾向にあります。

どんなにラーメンの腕に自信があったとしてもライバルがラーメン屋でなければ、お客様を確実に自分のところに引き寄せることは難しくなります。繁華街にある物件は開業にあたって魅力的に映るかもしれませんが、デメリットもあるので注意してください。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

4

開業の初期費用を抑えたい!居抜き物件はお得なの?

ラーメン屋を開業するためには、少なからず費用がかかります。開業資金の中でもとりわけ多くの金額を占めるのが物件全般に関する費用ですが、居抜き物件を上手に利用することでかなり費用を抑えることが可能となります。

ラーメン屋の居抜き物件とは、直前に物件を借りていた人がラーメン屋をしており、内外装がすでにラーメン屋仕様になっている物件のことをいいます。内装工事をする必要がないため、数百万円近い費用を抑えられる可能性があります。

物件は内外装を変えたら、退去時には元の状態に戻して返さなくてはなりません。居抜き物件は直前に借りていた人もお金をかけて元に戻す必要はないため、双方にメリットがあります。交渉次第では無料で内外装を手に入れられることでしょう。

5

店の売り上げは物件次第?開業は焦らずリサーチを

飲食店はどこも軒並み競争が激しく、毎日数多くの新しい店が開業していきますが、同時に毎日数多く閉店もしています。そのため、ラーメン屋として生き残っていくためには、物件選びを慎重に行うことは必要不可欠です。開業前にはじっくりとエリアをリサーチし、ここだという場所を見つけ出しましょう。

物件選び次第でラーメン屋にくるお客様の数は変わり、売り上げにも影響していきます。ただ単に賃料が安いからという理由で物件を選べば、閑古鳥が鳴くお店になってしまう可能性もあります。そうなるとラーメンの値段を下げるなどの対策を施さねばならず、せっかく賃料が安い場所を借りられたとしても、採算が取れなくなるかもしれません。

6

まとめ

ラーメン屋を開業するにあたっては、どこにラーメン屋を開業するかの物件選びは大変重要です。物件は開業できればどこでも良いわけではなく、ラーメン屋のコンセプト、アクセスの良さ、人通りの多さ、競合店の数、賃料などをバランス良く見て決める必要があります。ラーメン屋を成功させるために、ここしかないという物件をぜひ探し出してみてください。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で
独立・開業・起業情報を探す ビジェント

カテゴリー
フランチャイズ

ラーメン屋の開業に必要な手続きはコレ!用意は周到に

公開日
2022/01/19更新日

テレビや雑誌に取り上げられる人気のラーメン屋、憧れますね。

ラーメン好きなら自分の味をたくさんの人に食べてもらえるラーメン屋を、と思ったこともあるのではないでしょうか。

ラーメン屋の開業は夢ではありません。ただし開業するにはさまざまな手続きが必要です。

夢のラーメン屋の開業にはどんな手続きが必要なのか、探ってみましょう。

1

まずは店の図面を用意!建物の建築許可手続きを取ろう

ラーメン屋を開業するにあたっては、まず保健所での営業許可を取得しなければなりません。ラーメン屋に限らず、食品を提供する場合には必ず営業許可が必要なのです。営業許可を取得するにはさまざまな手続きや書類を準備する必要がありますが、そのひとつが建築許可です。

これは、開業するラーメン店の建物が安全基準を満たしているかどうかを判断するためのものです。建物を建てる前には都道府県知事の許可が必要ですが、その前段階として図面を用意し、保健所に見てもらい必要に応じて指導を受けます。まずは店の図面を用意しましょう。

2

要注意!個人経営か法人かでも提出書類が変わる

図面が用意できたら保険所に出向き、内容を見てもらいますが特に問題なければ営業許可申請書をもらい、必要事項を記入します。もし居抜き物件を利用してラーメン屋を開くということであれば、前例があるため指導を受けるなどの問題はないでしょう。

営業許可を得るためにさらに必要となる書類が、図面のほかに施設全体と調理場の平面図、そして近隣100m以内の地図などを用意します。これは個人経営の場合ですが、法人での経営の場合は、登記簿謄本が必要ですし、使用する水が地下水の場合は水質検査成績書も必要となるので、経営業態などによって必要となる書類が変わることも忘れないようにしましょう。

3

書類が揃ったら保健所へ!余裕をもって営業許可申請を

建物の工事や建築を行う場合には、事前に保健所でラーメン店の図面を見てもらうことが必要ですが、図面上に問題がなく、提出する書類が揃ったらいよいよ保健所に届け出をします。保健所でもらった営業許可申請書に必要事項を記入し申請手数料を添えます。

ちなみに申請書は、営業開始日から20日前には届け出をしておくことが必要です。営業許可は、書類だけの審査だけでおりるのではありません。係りの人が実際の営業を行う建物に赴き、施設審査が行われます。総合的な判断のため20日という日数が必要なのです。申請時には、施設検査の日を決めます。さらに食品衛生責任者の講習会の申し込みも行いましょう。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

4

食品を扱う施設に不可欠。食品衛生責任者とは?

食品衛生責任者は、食品を扱う施設には最低一人の設置が必要な、重要な資格です。調理師免許を取得している場合や栄養士などは食品衛生責任者の受講を免除され、食品衛生責任者となることができますが、無資格の場合には講習を受け、資格を取得しておく必要があります。

食品衛生責任者の講習会費は5,000円ほど、食品衛生法及び関係法規や公衆衛生学、食品衛生学を受講します。全部でだいたい6時間ほどの受講となります。食中毒など起こしてお客様に迷惑をかけ、最悪の場合は営業停止にもなりかねないのが、食品のずさんな衛生管理です。安全で安心な店舗経営にも欠かせない食品衛生責任者講習を、ぜひ受けましょう。

5

ラーメン屋開業に必要なのは資金と周到な事前準備

営業許可申請書の届出後は、ラーメン店の施設の審査が行われます。施設審査の際は、施設の概要や内容を説明できる責任者が立ち会いましょう。その後施設が基準に適合していることが確認されたら営業許可書が交付されます。晴れて開業、営業開始となりますが、営業許可書は有効期限があります。

有効期間満了後も営業を続ける場合は、更新手続きを行う必要があるので、営業許可の有効期限が切れないように確認しておくことも大切です。なお、こういった法律に基づいた手続きのほか、資金の調達も必要です。資金や申請のための書類準備など、開業するには周到な準備が必要です。夢を現実にするためにも、綿密に準備をしておくことが大切になるのです。

6

まとめ

ラーメン屋の開業には店舗の建物図面や営業許可申請書などの書類、食品衛生責任者の資格、そして開業資金が必要です。営業申請書の届出から開業までには20日は空ける必要があります。その間施設審査といった立会いもあるので、時間にも余裕を持つことが必要です。建物や書類の用意、食品衛生責任者講習などすべきことは山積みですが、夢の実現のためしっかり準備しましょう。

外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す

フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で
独立・開業・起業情報を探す ビジェント